最後の住まい

2009.07.26 日曜日

7月、6カ所の老人ホームを見学に行く機会がありました。

 

20年前に建てられたものから最近建てられたものまで。

 

 

古い建物ほど,いわゆる施設といったイメージが強く、そこで暮らされる人の視線よりもそこで働く人の管理する視線を強く感じます。

 

新しいものは、急に豪華なリゾートホテルのような雰囲気。

レストラン、BAR、温泉、映像室、図書室、茶室、パソコンルーム、スポーツジム、プール、鍼灸院、診療所、ビリヤード場までフル装備。

非日常の空間、お客様としてもてなすホテルのようです。

 

それぞれの嗜好や経済状態でどの場所を最後の住まいとするのか、決まってくるのでしょうね。

 

でもやっぱり、気になったには暮らしの視点です。
管理される視点ではなく、もてなされる視点でもなく、
日々普通に快適に暮らすと日常の視点。

 

安心して暮らす、ほんとうにくつろげる自分の居場所。
長い人生を歩み、最後に暮らす住まいとして、何かが足りない。

 

もっとこうすれば
そんな想いが駆け巡ります。