石州瓦の表情

2018.10.28 日曜日

後期集中講義で広島女学院大学へ。

 

今回は途中に谷尻誠氏の講演をはさんでいたものの、
9時半~20時の長丁場。
ほとんど体力勝負、声は良くとおるのですが終盤はさすがにマイクを使って…

 

 

ハードなプログラムを1日終えたたあとは、毎年恒例の友人との建築見学旅行です。
この楽しみがあるので、出張して講義が続けられているのですね。

 

レンタカーを借りで一足伸ばし、前から行きたかった島根県芸術文化センター「グラントワ」へ。石州瓦を屋根だけで無く壁面全体にも使った美術館と劇場の複合施設です。

 

 

スケールの大きな建物ですが、中庭を囲んで分割されたボリューム、
素材や色彩の構成の効果で街並みに溶け込んだプロポーションと雰囲気。

 


写真で見ていたのは、中庭に水が張られているものでしたが、

 

行った日は地酒のイベントがあり、沢山の人で賑わいスペインの広場のよう。

 

翌朝、人の居ない中庭にもう一度訪れると、
前日とは打って変わって、静寂な空気が漂っていました。

 

垂直に立ち上がる独特な艶のある石州瓦は屋根とは違った表情で、
受ける光を反射して、刻々とその表情を変えていきます。

 

 

建築は時間によって表情を変えていく、生き物のようなものです。

 

来年は、出雲大社にご挨拶に伺ったあと
島根建築ツアーは続きます。