伝統芸能と建築
2013.05.14 火曜日
ゴールデンウイーク最終日は、友人たち5名でランチのあと京都の大江能楽堂へ。
大江能楽堂では年4回定期能を開催されているのですが、
この時期に観劇に行くのが慣例行事になりつつあります。
能の演目は「班女」と「安達原」、狂言は「茫々頭」、そして仕舞。
4時間の充実した楽しい時間です。
能もさることながら、仕事柄でしょうか、気になるのが能楽堂と能舞台です。
明治時代に創られた大江能楽堂は、通りに対して建物の高さを低く抑え、
外からはそう大きくは見えず能楽堂と言うより普通の町屋という佇まい。
でも、いったん内に入ると、思った以上に大きい。
二階の桟敷席には自然光の入る小窓があり、
暑くなるとが窓を開け心地よい風を感じたりもできる。
平成に基礎の大規模修繕し構造補強をしながら、
時代をつないで生きている建物はなんとも素晴らしい。
街並みの中に溶け込んで佇み、
暮らしの身近なところに「伝統芸能」が息づいているのは嬉しい限りです。
「伝統芸能と建築」の勉強会でも始めようかな。