言葉の力
2007.06.17 日曜日
1年半前インタビュー集を出版した。
12名がインタビュアーとライターをし、働く女性200人以上にインタビューし2年がかりでつくったもの。
その課程で、文章を書くことの意味を教えられ、
出版に導いてくださった方の言葉がいつも頭の片隅にあります。
「建築家の言葉は何を言っているのか解らない。話が出来て書ける建築家は強いわよ」
同じ頃、言葉を武器にする弁護士の友人が言った。
「誰にでも解るように、言葉にするのも専門家の仕事じゃないか」
それ以来、「言葉」で表現することの意味と大切さをより感じ、意識するように。
本当は人前で話をするのは苦手なのですが、大学やセミナーで話をする機会があると、言葉で伝えることの意味と大切さを感じながら、自分の考えや想いを伝えています。
空間を創ることだけではなく、言葉で伝えることも私の役割ではないかと…
マサチューセッツ工科大学のドナルド・ショーン教授が言われている。
「世の中にはうまくできて語れない人と、うまくできなくて語れる人と、うまくできたうえにそれが語れる人がいる」
3番目になれるのはなかなか難しいことだけれど、空間をつくることと言葉にして伝えることにチャレンジしていきたい。
空間には力がある
そして
言葉には力がある