震災の花

2012.01.17 火曜日

 

 

仕事前、事務所の前にある東遊園地へ。

1月17日、震災の花が咲いています。

 

 

今日で阪神淡路大震災から17年が経ちました。

 

今年は昨年の東北の震災のこともあり、
また新たな想いで1.17の形に並べられた竹灯籠の蝋燭に火を灯しました。

自分が生きている間に、2度もこんなに大きな震災を目の当たりにするとは思っていませんでした。

 

でも17年という月日は、長いようですが歴史規模で見ると一瞬の出来事。

 

自然の前で、今私たちに問われていることを、改めて真摯に受け止めなければと思います。

 

 

「人として、建築をつくる者として、今の立ち位置で自分が出来ること、しなければならないことを考え続け、行動していくこと」

 

そんなことを思いながら手を合わせていると、ボランテイアの人に声をかけられる。

 

「あっちで紅白の梅を配っているから、もらっておいで。必ず咲く梅だから」

 

雪の季節を越えて、春に向かって咲く凛とした梅の花。

黄色い花びらに思いを託す震災の花。

 

花は私たちに力をくれる、小さくて強い自然です。