贈る言葉
2018.03.21 水曜日
3月は旅立ちと新しい出発の季節。
非常勤講師をしている学校の学生たちも、卒業そして社会人への一歩を歩み始めました。
今までいったい何人の卒業生を見送ってきたのだろう。
建築デザインと教育の2足のわらじ。
長年続けてきているのは、学生たちの成長を間近で感じらる喜びであり、
考え感じていることを伝えることで、私自身も教えられることが多いから…
~ 鏡のようなもの ~
謝恩パーティで頂いた、可愛い花束と写真付きメッセージ。
何年か経った後、その成長がまた楽しみ。
私が卒業したとき、大学の恩師や大学院生から寄せ書きをした色紙を頂いた。
その中で、一番印象に残っている恩師の言葉。
「知を力に」
今でもずっと大切に、
何か立ち止まることがある度に、自分に言い聞かせ、歩いてきている。
「知」とは、
単に学問としての知識や技術だけでは無く、
自ら考え可能性を見いだし切り開いていくことだったり、
人としての振る舞いが美しいことであったり、
人として品をもって生きることであったり、
それを 「力」、
プラスのエネルギーに変えていくことだと思っています。
この大切にしてきている言葉を、彼女たちに贈りたい。
「知を力に」
そして
「美しく生きる」
社会に出ると、守られていた立場から、自分で作り上げていく立場になる。
これからが、始まり。