gift
2008.05.31 土曜日
前回ブログで書いた言葉。
gift ー 天から授かった力、資質
とても好きな言葉です。
才能がある、才能がない。
自分には才能がないからと悩み、何かをあきらめてしまう人も多いかもしれない。
確かに、才能は努力で得られるものとはちょっと質が違う。
giftは才能とは違う。
誰にでも、生まれながらに天から授かった力。
それが芸術やスポーツ、仕事などだけではなく、日常の場面で、ほほえみかえす笑顔だったり、人を育てる母性であったり、その人として天から与えられた力である。
自分自身では気付かないのかもしれないけれど…
六甲山荘に毎年遊びにお越しいただくキャリアコンサルタントの小杉俊哉さん。
彼とノンフィクション作家の神山典士氏の共著書、
「組織に頼らずる生きる」の中に「gift」のことが書かれている。
指揮者 佐渡裕氏の音楽との関わりを、神山氏が物語形式で描き、
後半キーワード解説という形で小杉氏がキャリアの視点から解説をしている。
震災10年目、レクイエムとして行われたカウントダウンコンサートに行った時のこと。
その時の指揮者、総合プロデュースが佐渡裕氏だった。
音楽はさることながら、幕開けから最後のカウントダウン、新しい年へ移り変わる演出は、鎮魂から希望へと未来につなげる素晴らしいもの。
瞳を閉じ心も体も音楽に包み込まれ、震災の日々が走馬燈のように思い起こされ、涙がとまらなかった。
本当に素晴らしい時間と空気感だった。
そんな経験をしたからもあって、佐渡裕氏の「gift」について書かれたこの本は、
私の大切な一冊になっている。
“組織に頼らず生きる―人生を切り拓く7つのキーワード-平凡社新書-
小杉-俊哉 神山典士 共著書 「組織に頼らず生きる」
是非お読みくださいね。