エジプト紀行2

2007.03.13 火曜日

さぼっていましたエジプト紀行、忘れないうちに記しておかないと。

 

エジプト3日目は、ルクソールから陸路バスでエドフ、コムオンボ、そしてアスワンへの旅。

 

砂岩でで出来た巨大な「ホルス神殿」、古代のカレンダーや医療機器のレリーフが残されている「コムオンボ神殿」、そしてフェラオ島・クレオパトラゆかりの「イシス神殿」。

 

壁に掘られたレリーフはどれも歴史を感じさせる素晴らしいものですが、イシス神殿のレリーフはそれまで見てきた表現とは違い、かなり立体的で美しい。
単純にアウトラインを彫るかたちから、時代とともに、丸みを帯びたりと陰影を感じさせる立体的な表現になり、よりリアルに語りかけてくれます。

 

 

「ナイルの真珠」と言われるイシス神殿はスケールは、ダイナミックで直線的な力強いカルナック神殿などに比べれば小さいのですが、イシス女神の神殿だけあって優しい柔らかさを感じさせる美しい建築。
丸みを帯びたレリーフには、イシス女神のファミリーも多く描かれている。
所々彩色されたものが残っていて、当時の華やかさを感じさせてくれます。

 

クレオパトラはこの場所で、何を考え何を感じ過ごしたのか。

 

歴史を紐解きたくなる風景と空気感がそこにはあります。